身体の真ん中にある空洞
たまに無性に人恋しい
中高にほとんど行っていなかったもんで、友達が少ない。
多ければいいってわけではないだろうけど。
友達と言える友達は、片手で数えられるくらいしかいない。
1人でいるのは好きだけど、それはそれでとてもしんどい時がある。
寂しさというより人恋しさだと思う。
なにも聞いてくれなくてもいい、なにも言ってくれなくていい、ただじっとそこにいてくれればそれでいい。
感情のなかで、一番寂しさや人恋しさは共存しづらい。
1人で発散のしようがない。
泣いたって収まらない。
人恋しさに襲われると、わたしの体の真ん中にある空洞に風が吹いて、神経という神経をさわさわされて、早く寝たいのに気になって寝られない。
人恋しい気持ちを紛らわすことはできても、無しにすることはいつになっても出来ない。
気にならない時間はあっても、いつでも一抹の暖かさや安心感のようななにかを欲している。
それは、パートナーがいたからといって、無くなるわけではない。
手っ取り早くその人恋しさを紛らわして、わたしの中にある空洞を少しの間だけ、霧や霞のようなもので埋めておくことが出来るだけに他ならない。
なにか、決定的な固体が見つかったら、わたしの中にある空洞は埋まる日がくるのだろうか。
多分、来ない。
既にある空洞に奥行きが出て、幅が広がるか、もしくはまた別のところに空洞が出来てまた、身体のあらゆる神経をさわさわと触られる日々がやってくるのだとおもう。
人恋しさの解消はどうやっても出来ないのなら、やはり共に生きていくしかない。
人恋しさだって、他人を傷つけなければ、ただの私の感情であって私だけのものだ。
そういえば、大学生の頃巷ではソフレとかいう、添い寝だけしてくれる異性の友人というのが流行っていたらしい。
なんか、なんというか、セフレより不純な匂いを感じていた。
添い寝するなら異性じゃなくていいじゃん‥!
今日も神経をさわさわされ、落ち着かないまま寝床に入るのだ。
おやすみなさい。