気持ちだけがクリエイティブ
自分はクリエイティブな仕事がしたい
自分の生き方はアートだから、誰も理解出来ない。だから交わる必要がない。
自分は人とは違って、本音しか言わない。
建前ばかりの人より、人間らしいのは自分の方だ。
とある知り合いに言われたことだ。
クリエイティブな仕事は世の中にたくさんあるが、やはり才能がある人や努力の天才しかなれない職業だと思う。
本音しか言わないのも、嘘をつかないという意味では感心できる。
同時に、だからなんなんだ?とも思う。
言わずにやれ。言ったなら実行しろ。
それについて何を言われても折れるな、折れてもいいけど、切り替えろ。
むかつくなら、そいつのことぐうの音も出ないほど、圧倒させるようなことしろ。
クリエイティブな仕事がしたいのなら、自分の作品をぶっ込み続けるべきだと思う。
自分の生き方や、立ち位置を、今のコミュニティ内で確立させたいと思うなら、その態度を突き通せばいい。そのことについて、とやかく言われても突き通せばいい。そして折れなければいい。
それを世間が受け入れてくれないのと、
世間を自ら拒否するのは、自ら発信しないのは、また違う話ではないだろうか?
冒頭の発言をしたのは、フリーターくん(アラサー)だ。
自称クリエイターともいう。なにをクリエイトしているかはいまだ不明。
言わせてもらうと
なんっっっっの説得力もない。
フリーターくんとは以前、喧嘩になりかけたので、それ以来へー!ほー!ふーん!なるほどねー。そうなんだー!くらいの会話しかしていない。
彼の目標とするものは理解できるし、応援もしたいが、目標に向かっていくだけの図太さやチャレンジ精神の車体はおろか、作品やその仕事をしたいと思う強い気持ちといった、ガソリンになるものが無さ過ぎる。
就活生時代は、編集者かライターになりたいと思ったことがあった。
面接の際に、アルバイトで書いたネット記事を何本か見せた。酷評されすぎて、帰りの地下鉄で泣いた。降りる駅を間違えるくらい泣いた。
3日間は立ち直れなかった。
そして、その記事が途端に恥ずかしくなった。
掲載オッケーを出してくれた編集さんの言葉はなんだ?…嘘か?…と完全に疑心暗鬼だった。
かなり諦めが良かったので、次に好きな写真の仕事をしようと思ってカメラマンになった。
でも文章を書くのは好きだった。
過去のことをすぐ忘れてしまう単細胞なところ、もしくは図太さともいう車体や、好きなことを好きなだけやりたい、と思うガソリンがあったから、気にせずまた新たにコラムを書く気になった。
誰にも見せない作品や、誰からも賞賛はおろか、酷評すらされない作品は、無いのと一緒だ。
自分の作品で飯が食いたいなら、戦え。
車体だけがあっても、ガソリンがなくては走らない。
ガソリンだけがあっても同じだ。
好きなら続けたらいいじゃない。
好きなことやってると、楽しいし。認めて貰えないことについて文句言っちゃだめだよ。
フリーターくん、夏はリゾートバイト(ホテルの清掃)に行くんだってさ。クリエイティブはどこいった。